フェズ・メクネス・ラバトへ

フェズ FEZのメディナはモロッコ最大最古のメディナである。

フェズ・エル・バリ次にできたフェズ・エル・ジャディト(ユダヤ人街)

そして新市街と3つの区画に分かれる。フェズ・エル・バリは無数に

ある坂や階段、トンネル状のアーチ、曲りくねった道は、車は勿論の

こと自転車すらその浸入を許さない。運搬の手段はもっぱらロバや馬。

フェズのタンネリ(皮をなめす加工場)を革屋の屋上から見下ろす。

大きな蜂の巣のように幾つも並ぶ水槽に、職人達が裸足で革を踏む

毎日冷たい液に腰までひたり、10年くらいで骨が駄目になってしまう。

裏を汚いフェズ川が流れ水をバケツで汲み上げる。すべてここでは

人間が仕事をしていると絶対的な自信と誇りに満ちている。ことタン

ネリばかりではなくマラケシュで、フェズ「変わらないことこそ良し」の

メッセージを沢山受け止めた。 すごい! すごいなー

 

 

メクネス MEKNES ラバトの東 140Kに位置し、旧帝都。

今も昔と変わらず その美しさは 60K程離れたフェズに ひけを取らない。

ボウフェクラン川の西に旧市街(メディナ)、東に新市街に分かれる。

農業地域の中心で、農産物(ワイン・穀物・柑橘類・

オリーブ・オイル)が集められ、各地に配布される。食品産業も

発達している。セメント工場、繊維工場、農業用機械の工場などが

あり、多くの労働者が働いている。絵画、陶芸、刺繍などの手工芸も

盛ん。インフラの整備も進み観光地として申し分がない。

ハディム門からメディナとメラー(ユダヤ人地区)とローマ帝国時代の

遺跡の間にある。南にはこの町で最も重厚かつ壮大な、

陶器と緑のモザイクで飾られ、アラベスクで覆いつくされた

マンスールエルアルージュ門がそびえている。

ダル ジャマイ(モロッコ芸術博物館)、エン ネジャリンのモスク、ボウ

イナニアマドラサ、グラン モスク、マンスール宮、ジトウンのモスク、

ベルダインの門、ムーレイ イズマルの霊廟、またその厩舎跡は馬を

1万2千頭も収容したという広大なもので、メクネスの観光にはかかせ

ない。また近郊も非常に美しく魅力的である。

 

 

ラバト RABAT ブーレグレグ川の河口に位置するラバトは、

モロッコ王国の行政と政治の首都。ハッサン2世国王が住み、政府と

各国の大使館がある。町は静かで気候も冬は穏やか夏は大西洋から

風が吹きさわやかである。記念建造物、名所旧跡、数え切れないほど

の砂浜に恵まれ、ゆったりとした道路に、近代的な地区、旅行や交通

のインフラも整っているため、生活も快適で魅力的な町である。

ムハンマド5世の霊廟と呼ばれているが、モスクでもあり、博物館にも

なっている。1971年にハッサン2世の命により、王国の開放者父親の

ムハンマド5世の為に建立され、スペインモロッコ建築とモロッコ伝統

芸術の傑作である。施された装飾は古代からのモロッコの芸術の

変化の様子をあますところなく表わしている。

王宮は噴水と広い道がある広大な庭園ミシュワールの奥にある。

アルファと呼ばれる美しいモスクもあり、国王が金曜日のお祈りや

宗教的な行事を行う場所でもある。

ムハンマド5世広場通りの中央は美しい花壇で区切られ3つの優雅な噴水がある。

両側には中央駅、裁判所、国会議事堂、中央郵便局、モロッコ銀行、

カフェ、レストラン、近代的な商店、映画館などが並んでいる。

この通りから直接メデナに行ける。

ここから新旧が幸せに共存するシンボルのようなラバトの町の観光が始まる。

 

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