スコットランドは、ハイランド地方とローランドに大きく分けられます。スコットランドの首都エディバラは、南のローランド地方にあり、イングランドとの国境を真近に控え、その脅威と戦ってきた歴史的背景を持っています。イギリス連合王国の一員にあまんじることを嫌い、最近またスコットランドに自治を取り戻すことに成功しました。スコットランド人は、厳しい気候や自然と対峙してきたため、その性格は頑固一徹。しかし、大らかで素朴、情の厚い面も合わせ持っていて、旅先で人々と触れ合うたびに、その良さが感じられました。

イングランド随一の自然美を誇る湖水地方は、温暖な気候の南部と比べるとヒースしか咲かない不毛の地です。しかし不毛の地であるがゆえに手つかずの自然が残り、結果としてワーズワースをはじめ、多くの詩人、文人を生み出したと言えるのではないでしょうか。ため息のでるくらい美しい風景を眺めていると、凡人の私でも美しいフレーズがうかんできそうなところです。

イングランドの首都ロンドンは、古代ローマ以来の伝統を誇る国際都市で、毎年500万人もの旅行者が訪れると言われています。大英博物館をはじめ、観光スポットも多く、市内をめぐるバスや地下鉄を使って自在に楽しむことができます。なかでも今回行ったロンドン博物館はおすすめです。ロンドンの町がどのようにして出来たのか、人々の生活振りはどうだったのかなどが詳しく展示されていて博物館を一回りするころには、一味違ったロンドン通になること請け合いです。すいていて、ゆっくり見学できるのもいいですね。ただし、入場するのに有料で、4ポンドかかります。

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