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日隆を起点として、昨日の1.双橋溝2.長坪溝3.鍋荘坪の散策コースがあります。 本日は長坪溝(チョウヘイコウ)と鍋荘坪(カソウヘイ)の散策です。 長坪溝の入り口からラマ寺まで7kmの道を徒歩とバスで、長坪溝へと向かう。 四姑娘山(スークウニャン)は本日も美しく、雄大です。 . |
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どんなお寺か楽しみにしていたのに、ラマ寺は文革の時に壊されて朽ちていました。 一角に色とりどりの旗が風にはためいていました。これはチベット族が人々を歓迎する為の旗だということです。 草原の中の小道を歩くにつれ、雄大な山並みが、刻々と変化してゆくさまは、たいへん感動的でした。 四姑娘山が目の前に近づいたようです。
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ここは、険しい山道なので、馬屋といって人をのせる馬が沢山います。 この土地は農作物ができず、漢方薬になる植物を採り、干して売ることも、わずかながらも、大切な収入です。 馬屋はチベット族の唯一の収入源なので、馬屋の客取りは命がけでします。 馬屋は男女同格です。
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久しぶりに帰省したという姪御さんの通訳で、馬屋さんと会話ができました。(英語) 女性の馬屋は、客待ちしながら、家族の着るものから馬の鞍敷までお手製で作ります。私も久振りに編み物をさせてもらって、昔を思いだしました。 僻地なので全ての物を買うためと、学校が無く、子供を、親戚などへ預けて教育を受けさせるので、その仕送りなどで月600元位はないと、生活できないそうです。 中国で600元の収入を得るのは大変なことです。それで馬屋の客取りは命がけでするのだそうです。そんなわけでかお客にはとても親切です。
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馬屋どうしのすさまじい客取りの様は、見ている者にとっては、恐ろしい限りでした。 手も足も出ず、ガイドさんに往復110元の支払いをたのみました。 石がごろごろした鍋荘坪への山道の登りは、馬に乗って大正解でした。(約45分) 道端に咲く花々を見ながら、時折真っ青な空を見上げて、深呼吸をすると、豊かな自然と一体になった気分で、先程の喧騒が嘘のように感じられました。
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チベット高原の最東端に位置するこの渓谷では、変化に富んだ幻想的な景観が広がり、様々な高山植物も咲いていました。 花畑に寝転んで、しばしの休息、馬は草を噛む。ここでしか味わえない雰囲気でした。 夕方の四姑娘山に雲がかかりました。今日でいよいよお別れになってしまいました。 やさしい馬屋さんと山を下りました。 雨が多いと聞いていましたが、天候に恵まれたので、倍加した楽しい旅を満喫しました。
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