1.敦煌
中国敦煌は、中華人民共和国甘粛省の西端にある西域への玄関口。天山南路・北路・西域南路の分岐点。
敦=盛ん 煌=大きい を意味し、かっては強大な勢力と文化を誇っていたことをその名に止めている。
敦煌と名付けたのは、漢の武帝とされる。
仏教もこの地を経由して中国へ伝えられ、その歴史を郊外にある莫高窟が物語る。
総面積;3万1200平方km。
人口;18万人
高い山と砂漠に抱かれた盆地。
整備された敦煌空港の屋根は西瓜をかたどっている。西安から約2時間40分、毎日2,3便。蘭州、ウルムチからそれぞれ週に5,6便ある。
空港は敦煌市の東にあって、車で15分位で市街地に行ける。
反転琵琶像
市街はこじんまりとしていて、東西に走る陽関東路・陽関中路がメインストリート。
砂州北路・砂州南路とメインストリートが交差するロータリーが、町の中心だ。
このロータリーに反転琵琶像がたっていて、どこへいくにも見守ってくれる。
市街地は東から西まで歩いても3,40分程度の広さ。
バスは少ないが、タクシーは沢山走っていて、市内は10元位で利用できる。
街を一歩出ると、砂漠が広がり、莫高窟や鳴沙山へは、2,30キロ車で走る。
沙州市場
敦煌博物館の向かいにある大きな市場。
昼間は野菜や食品、生活雑貨などの、市民の生活を支える台所として賑わい、夜になれば涼を求めてやってくる人々で社交の場となる。
火鍋
味付けを2種類に分けたアイデアはなかなか。好みのたれに、周りのものを入れて煮あげる。
辛いけどとってもおいしい。やはり酷暑厳寒の土地柄にお似合いかな。
敦煌の地ビール、ワイン共にいける。
麺をのばす職人さん
敦煌の人々は、主食と言ってもいいほど麺類が好き。
ここでも最後は麺でしめる。目の前で、職人わざの麺がととのえられ、火鍋に入れられる。
沙州市場での親子
陽関東路の沙州市場の奥には、さまざまな小吃の屋台がならんでいる。
平べったいヌードルの寛粉、きし麺にいんげんや豆腐が乗ったもの、包子、お粥、お茶でゆでた玉子など。
どれも1人前3〜5元程度でOK、どれもおいしい。
屋台を囲んでベンチがあり、そこへ呼び込まれると、希望する食べ物は何でも運んでくれる。
このシステムについて尋ねた。オフシーズンは11月1日〜3月31日まで極寒が続くので外出は出来ない。残りの月で商売をするという。
屋台の権利は、3年間日本円にして30万円位市に払うが、元が取り戻せるのかと案じてしまう。
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