パルミラ 名前の由来 パルマ=なつめやし BC20世紀、世界最古の交易都市パルミラが出来た。 BC3世紀〜AD、パルミラは最盛期を迎えた。 シルクロード最後の難所、シリア砂漠を越える中継地として、税金などを取っていた、オアシス都市。 タドモールの町にある、パルミラ博物館は旧石器時代の洞窟復元、ベル神殿の模型、ローマの彫像などを展示している。 |
3.パルミラ と マアルーラ村
シリアの国旗 赤・・・剣 白・・・善 黒・・・闘い 緑・・・大地 2つの星はアラブ連合結成の名残り、 エジプトとシリアの友好を表す。
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東西210m×南北205m、390本のコリント式の柱で飾られた。 祭壇から本殿へ、本殿にはキリスト教のフレスコ画、モスクの跡もある。 中央に最高神ベル、向かって左に太陽神のヤルヒボール、右に風の神アグリボールを従える。
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まず、記念門を抜けると列柱道路が続き、入ってすぐの左手には、メソポタミアのかみを祀ったナボ神殿がある。 その先に、ほぼ完全な姿の円形劇場が残っている。 この野外劇場では、毎年春にパルミラ・フェスティバルが開かれる。 劇場周辺には、元老院の会議場や取引所のあとが残る。 さらに進むと列柱道路の中心に、4本の柱で構成される四面門がある。 四面門の東側には、土地に雨をもたらす豊穣の神、バールシャミン(ギリシャ語でゼウス)に捧げられたバールシャミン神殿 がある。 BC17〜らAD3世紀に建設されたが、5世紀に教会として、改築した為か大変保存状態が良い。 ここから西一帯に、ギリシャ建築様式のパルミラ人の住居跡が広がる。 . |
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なかでもナボ神殿の建設に多額の寄進をしたエラベールの塔墓は、地上4階、地下1階の27mもある。 美しい壁画で有名な3兄弟の地下墓室がある。
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パルミラの最初の写真で、アラブ城砦が遠望できる。17世紀、オスマントルコが十字軍の攻撃に備えた場所で、高さ150mの岩山にそびえる。 ここからの沈む夕日は、マグレブ3国で見るサンセットに勝るとも劣らない。日没18時45分。 その往復する、小さなバスで、マアルーラ村出身でキリスト教徒のガイドのハナさんが手を振り、腰を振りイスラムの、おどりを披露してくれた。 バスの中を流れるアラブの音楽、聴き慣れたものと、どこか違うのです。リズムの変化、音階の妙が、心地よく響くのです。 マスバハと呼ばれるイスラムの数珠を携える、おどるハナさんを見ていると、宗教や民族意識で争う世界の話が、嘘のように思えてきました。
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マアルーラ村 マアルーラ村は、アンチ・レバノン山脈の荒涼とした岩山の渓谷にある。 イエス・キリストが、話していたというアラム語が今も伝わる。アラム語から、ヘブライ語、アラビア語、パルミラ語、ラテン語が生まれた。 住民の大半がギリシャ・カトリック教徒で、岩山の斜面に建つ、家の壁の色が、シリアには珍しく、水色や薄い黄色に塗られていた。 正サルキス教会は3世紀ローマ支配下で、殉教したサルキルとパーコスに由来、BC2000、ジュピター神の寺院が元で建てられた、世界最古の教会。 正サルキス教会礼拝堂に、イコンが飾られ、今もアラム語でミサが、あげられていた。 見えますか?教会の裏手の岩に十字架を! |
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シリア共和国 ★シリアはバース・アラブ社会党単一の社会主義国。首都ダマスカス。 ★ 日本との時差はマイナス7時間。日本から直行便はない。 ★国土は日本の約半分、18,5万キロ平方米殆どが砂漠。 ★人口約1610万人 ★首都はダマスカス ★民族は85%アラブ人 ★アラビア語が公用語 ★宗教は、イスラム教 85%とキリスト教13% ★シリアの治安は非常に良い。写真は、軍事施設、空港、公共機関では禁止。シリアには、秘密警察があり、主に治安維持活動をしている。シリアやアラブの政治に関する話題は避けること。 ★イスラム教国なので、人物を無断で撮ったり、肌を露出しないとか、飲酒など気をつけたい。 ★イスラエルと緊張関係にあるシリアは、防衛費がかさみ、加えて砂漠の国土で、その経済事情はきつい。 ★それなのに、シリア人は人懐っこく、気前がよくて、世話好きだ。今まで訪れた外国では、経験したことがない。そしてイスラム教徒もキリスト教徒も違和感なく仲良しだ。そして私たち旅人にも、親切だ。
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