ダマスカス


 
アゼン宮殿現在は民族博物館

 オスマントルコ時代のダマスカス知事、アゼン家の宮殿。
 

 字習の部屋、花嫁の部屋、楽器の部屋、巡礼の部屋、喫茶室などに分かれ、それぞれ、実物大の人形や家具などを展示し、時代がわかりやすい。

 

4.ダマスカス

 

 この町は、旧約聖書が書かれた時代から続く現存する最古の都市の一つ。

 BC2000年からアラビア半島、メソポタミア、地中海地方を結ぶ、交易中継地として第二次世界大戦後、1946年シリアの首都となるまで、4000年もの間、激動の歴史が繰り返えされた。

 現在はシリア共和国の首都、人口130万人。

 アラビア語でダマスカスへ行くことをシャームへ行くという。シャームとは美の象徴の意味を持ち、旧約聖書に書かれているノアの次男ハムの国からきている。

 本来シャームとは、シリアだけでなくレバノン・パレスチナ・ヨルダンを含む広大な地域をさす呼び名であったが、ダマスカスがこの地方の歴史の中心地だということを表している。

 

 

 


ウマイヤドモスク

 イスラム教第4の聖地、ウマイヤド・モスクはアラム人のハダテ神殿が、キリスト教会となりその後モスクに改築された。

 モスクの内部に洗礼者ヨハネの首が見つかった場所だとして祭られている。
 

  中庭の礼拝堂はビザンチン・ローマ様式が色濃く残るコリント式円柱と、「楽園」と呼ばれるダマスカスのモザイクがある。

 

 

 


 スーク(市場)

 旧市街にある喧騒のスークは、ダマスカスの魅力の一つ。

 このスークは、アレッポのスークと並んで、アラブ世界でも特に巨大なもの。ここで探して、見つからないものはない、とシリア人は言う。

 旧市街には、国立博物館がある。        
撮影禁止だが、シリア国内から、発掘された出土品を展示している。

 世界最古といわれるウガリットのアルファベットが、彫られた粘土板がある。

 イスラム建築も展示されている。

 ドゥラ・エウロポスのシナゴーク壁画は必見。。

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聖パウロ教会

 新約聖書の登場人物、聖パウロゆかりの教会。

 キリスト教を迫害しようと、ダマスカスにやって来たパウロが、天の声を聞き、キリスト教に改宗した。ここからキリスト教が始まる。

 またパウロの見えなくなった目を元通りに治したとされる、聖アナニア教会は、地下の礼拝堂が美しい。
 

 

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