カサブランカ
Casablanca フェズとマラケシュの中間に位置するカサブランカは モロッコ最大の
都市である。人口、経済の面でも他の主要都市を大きく引き離している。全国民の
10%以上が住み主要産業、財政、経済活動もここに集中している。
ここ数十年間にカサブランカは大発展を遂げた。人口は今世紀始めの25万人から
現在は300万人を越え、さらに増え続けている。
工場の半数以上を持ち、繊維産業は盛んで、軽工業から重工業まで多岐にわたり
ここから全国に向けて商品や手工芸品が発送される。港から国産品は世界に向け
て輸送される。銀行、保険会社などの大企業はこの町に支店を持っている。
港は主にリン酸塩、鉱物、農産物、手工芸品の輸出に使われている。炭化水素、
食料品、化学品、冶金製品などの輸入も同様に重要である。反対に旅客輸送や漁業は
少ない。日本はオイルサーデンを輸入している。 モロッコと外国の交流の窓口の活気
ある都市。新しい町なので目立った歴史的な建造物はないが、ムハンマド5世広場、
その向かいにカ ラフルな水と音楽のついた噴水で有名な国連広場がある。
大西洋岸の旧メディナよりかなり西にハッサン2世(独立を勝ち取ったムハンマド5世
の息子で現国王)の青い美しいモスクがある。
名画「カサブランカ」のロケは残念ながらこの地ではなく、ハリウッドでされたと言う。