マラケシュ
MARRAKESH かってはモロッコの帝都であった。この町が重要な理由は
北と南の中間にあり、サハラからも大西洋からも遠くないことアガディール
カサブランカ、フェズ、メクネスへの道路が分岐する点にある。
さらにマラケシュは歴史も古く、モロッコという名はマラケシュからきている。
(建物が赤い色をしている=赤い町)
現国王も町を美しくすることと、社会的、経済的な発展に力を入れ、高度な
インフラ設備を整備した。
クトウビアの塔(ミナレット)はアルモハデイ王朝時代のもので現存するスペ
インモロッコ芸術の最も完璧な作品といえる。石と煉瓦とセメントが見事に
調和し、外装は4面それぞれ異なった趣で色彩が施された漆喰と花と文字
をモチーフにした装飾、マジョルカ焼き、アラベスクのレリーフと小さなアー
チでできている。塔は高さ77メートル、1辺の長さが13メートルで外壁の厚さは
2.5メートルある。塔は6階建で緩やかな階段を上がると巡警路につく。
ジャマ・エル・フナ広場は市民の生活の中心で、夕方より賑わい、物語を
語り聞かせる人、蛇使い、ダンサー、アクロバット、音楽、猿回し、剣や火
を食べる人、歯を抜く人が現れ見世物を見る丸い人だかりが出来る頃
最高潮に達する。広場はカフェ、レストランで囲まれ、さまざまな商品や
食べ物、飲みものが売られている。
オリーブの生い茂るメナラ公園の中央には200メートル*150メートルの
貯水池があり、アブデラフマンが建て、19世紀に修復緑の瓦の三角屋
根のパピリオンが映っている。
ナツメヤシの林は何千ヘクタールにも広がりこのくにの南の首都の魅力
のひとつになっているその他にエハラ門をはじめ素晴らしい門が数々あ
る。近郊はトゥプカル(標高4165m)山やタメスロウ村をはじめ数々の
見所を持つ村々がある。