ブルガス サニー・ピーチは黒海沿岸のリゾートの南の中心地。8km.にわたる海岸線はネセベルまで続いている。 旧ソ連の16番目の共和国といわれるほどに親ソ的だったこともあり、旧ソ連のテコ入れによって開発された。 立ち並ぶホテル、その周りにはレストラン、バー、ナイトクラブが沢山あり、夏のシーズンは大賑わいだという。 昼はマリンスポーツや海水浴をビーチで楽しんで、夜はディスコというのがお決まりのパターンだそうだ。 |
5.ブルガス
ブルガリアの国旗 ルーマニアからブルガリアまで、黒海沿岸の諸都市は、すべて紀元前のギリシャ人の殖民によって歴史がはじまった。 しかし、ブルガスの町は新しい。17世紀に周辺の漁師が集落を造ったのが始まりで、ブルガリアがトルコから独立した19世紀後半にソフィアから鉄道が敷かれ、ようやく都市化がはじまった。 近隣へのバスでのアクセスもよく、、ブルガリア自慢のリゾート地サニー・ビーチへ行ける。 ネセベルのように、旧市街そのものが世界遺産に登録されるほど経てきた歴史をそのまま残している町も近い。
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ネセベルはブルガスから35km.、黒海に突き出した半島の港町。400m.の細い道により陸地と繋がっている。 海に囲まれた天然の要塞は、交易の拠点として、戦略上重要な場所として、争奪戦が繰り返さtれてきた。 中央広場に面した聖パントクラトール教会は、卍型の彫刻や青銅のはめ込みなどの装飾が独特。 第二次ブルガリア帝国皇帝アレクサンダル治世下の14世紀に建設された。
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旧市街の中心地にあり、ネセベル最古の教会。 5世紀後半〜6世紀前半のビザンチン帝国時代に建設された。 今は屋根も無く外壁だけの廃墟となっているが、野外コンサートなどに使われている。 . |
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聖母エレウサ教会は海の眺めのよい崖の上にある、海のバシリカとも呼ばれる教会跡。 もとは5〜6世紀に完成された聖母エレウサ教会だが、海賊の襲撃や地震の影響でこんな姿になってしまった。 現在は丸いアーチと外壁だけが残り、一部は海中に没しているという。
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ブルガス駅構内 鉄道駅、バスターミナル、船着場は、いずれも町の南端にかたまっている。 見所もこの辺に集中しているし、いづれにせよ西端から東端まで歩いても1時間ぐらいあれば事足りる町だ。 南北はもっと長く、北へ行くと高層アパートが立ち並ぶ。 駅の構内へは自由に出入りできる。見慣れた日本の鉄道事情からは想像出来ないほど、人込みはなく静かだ。ヨーロッパへ行けるのかと思えるほどに・・・
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ブルガス駅舎 ホテルの窓から見渡すとアレクサンドロフスカ通りのまっすぐ先に見えた。 外見はちょっと駅舎には見えないが駅の中へ入る大きなドアやベンチはみんな木が使われていてとても暖かい感じがした。 構内への出入りも自由で人も少ない。 帰りに町中の店でショッピング、「ネー !」(ないよ)で首を日本でうなずく動作をします。そうです、意思表示の動作は日本と正反対だったのです。 文化の違いを感じました。 また、夜ホテルの前の広場では、とても賑やかにコンサートが開かれていました。 ホテルのレストランでは、コーヒーを飲みながら音楽を楽しんでいました。 こんな風景よくありますよね!聞いてびっくり!これは選挙運動でした。 日本もこんな選挙運動したいですね。
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