イスルムニヤ精舎


 
イスルムニヤ精舎

 岩肌を彫るようにして造った御堂と、岩の上に造られたダーガバ、極彩色に塗られた仏陀を据えた本堂、宝物館からなる。          

 本堂内の仏陀像 東京浅草寺の援助で色の塗り替えを行った。

 宝物殿の「恋人の像」サーリヤ王子と恋人マーラー。5世紀の作品。

 

2.アヌラーダプラ

 

 

 

 スリランカの最中央部、アヌラーダプラ、ポロンナルワ、キャンディの3都市を結んだ三角形の内側は、世界有数の大遺跡群が残っている。これを称して文化三角地帯という。

 遺跡は古代から続いた仏教王朝が造りあげてきたもの。                 

 遺跡は、北にあった都が、インドからの侵略者によって南下し、遷都を続けた跡だ。

 文化三角地帯の遺跡は、現在もユネスコによって、修復整備が続けられている。

 


トゥーパーラーマ・ダーガバ


 紀元前4世紀後半に仏陀の右鎖骨を祀った、高さ19m.の釣鐘型のアヌラーダプラ最古のダーガバ。1840年再建。

 

 


 スリー・マハー菩提樹

 インドのブッダガヤで仏陀が悟りを開いた菩提樹の分け木が2千年もの間、巡礼者たちの祈りを受け入れている。。

 

 ルワンウェリ・サーヤ大塔は高さ55m.の饅頭型で純白のダーガバ。沢山の象の彫刻が門をぐるりと取り囲んでいる。

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ジェータワナ・ラーマヤ

 現在修復中。高さ122m.、約1600年前建立。

 

 

 

 

 ムーンストーン(半円形踏石)

 外側から 炎→聖獣(象、馬、獅子、牡牛)

 つる草→白鳥→シンプルなつる草→蓮華

 描かれた絵は次のような意味を表している  

 炎=世界 象=生 馬=老 獅子=病

 牡牛=死(輪廻) つる草=人間の欲望

 白鳥=善いことを見極める象徴 シンプル

 なつる草=白鳥により欲望が少なくなった

 蓮花=おしゃか様の象徴(心がきれい)

 

 

アヌラーダプラの歴史

 紀元前500年頃、アヌラーダプラ一帯はウィジャヤ王が統治していた。彼らはシンハラ族の先祖といわれている。

 紀元前380年にパンドゥカーバヤ王がこの地を首都とした。

 紀元前260〜210年(紀元前3世紀)にインドのアショーカ王の息子マヒンダによって、スリランカに初めて仏教が伝えられた。

 この地に栄えた王朝は、高度な文明をもっていた。灌漑施設、上下水道が造られ現在も利用されている。    

 シンハラ王朝は10世紀に首都アヌラーダプラを放棄した。      

 

   仏教遺跡見学エチケット

 スリランカの遺跡の多くは、規模、歴史的及び美術的に於いて、重要なものであるばかりでなく、現在も祈りの対象になっている。

 神聖な祈りの場を汚さない為にもエチケットを!

 ★男女共に極端に肌を露出しないよう、服装にご注意を!

 ★聖地に入る際は裸足になる。(土、石の上も含むので靴下を履く)

 ★頭を覆い隠さない。(脱帽、傘も駄目)

 ★写真撮影は気をつけて!(仏像に背を向けたり、仏像、神像の前での記念撮影は禁止)

 

  

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