ダンブッラの石窟寺院は、黒褐色の巨大な岩山にある。 紀元前1世紀にシンハラ王のワラガムバーフ王が建立。 仏像や壁画も増え、各時代の王によって何度も修復された。 当時のオリジナルは殆ど残っていない。 現在もユネスコによって修復が続いている。
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6.ダンブッラ石窟寺院 と アルヴィハーラ
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第一窟(最古)には壁と同じ自然石に彫られたこの寺院最大の約14mの涅槃仏がある。 第二窟には56体の仏像が安置され、天井一面の壁画が圧巻である。
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第三窟は18世紀に造られた。全長9mの寝仏をはじめ、57対の仏像がある。 第四窟は1〜3の窟より狭い。キャンディ王朝の末期に造られた。 手のひらが真赤。これは紀元前5世紀にウィジャヤ王がインドから到着した際に、彼の手のひらが真赤であったことに由来している。 . |
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第五窟は1915年に造られた最も新しいもの。 石窟はこのように第一窟から第五屈へと古い順に並んでいる。 第一窟、第二窟の壁画の多くが17世紀の王セナラット王の命により修復された。 第三窟を建てる際も修復された。 前に描かれていたとうりに直す場合と、全く別の絵を描いた場合があって、現在残っている絵が何時ごろのものかは正確にはわかっていない。
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アルヴィハーラ 寝仏 寝仏
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アルヴィハーラ アルヴィハーラは紀元前1世紀に建てられた。 仏教徒たちが、集会所として利用していた仏教寺院。 アヌラーダプラ、ダンブッラ、ミヒンタレーに次ぐスリランカで4番目に古い寺院。 沢山の仏典が保存されている。 大きな岩をくりぬいて造った寺院。 寝仏、瞑想する仏像、説教のポーズをとる立像などが安置されている。 岩にはジャータカの物語のフレスコ画が描かれている。 第2窟の地獄絵図は日本でもおなじみの地獄の様が描かれている。 |
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アルヴィハーラ図書館 ★昔の僧たちが記録を残す為に利用したヤシの葉製の紙、パピラの造り方は、 ヤシの葉を蒸す。 日干しして乾燥させる。 なめす。 パピラが出来上がる。 この紙は現在私たちが利用している紙よりはるかに丈夫である。 2千年後の現在でも、文書として保存されているという。 ★パピラに文字を書くには、 このパピラに鉄筆で、みぞをつくるように文字を書く。 炭と植物性油脂を混ぜた液体を塗る。 米粉で磨きをかける。 立派な文書が出来上がる。
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