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エーゲ海最大の遺跡群が眠る古代都市エフェス(古代名エフェソス)はガリア人の集落だったこの土地に、BC11世紀頃から、イオニア人がアルテミス神殿を中心とした都市を建設した。 イオニア12都市の一つとして栄えたが、BC356年に神殿が焼失、更に川からの砂が堆積し、疫病が発生した。 そのために、ペルガモン王リシマコスが新都市を建設。これが聖パウロの伝導の地としても有名なエフェソスである。 劇場はヘレニズム時代に創設、ローマ時代に拡張され、2万4千人を収容できた。直径154m、高さ38mの半円形。 . |
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大劇場から図書館まで続く、大理石の道(マーブル通り)を歩いて行くと、敷石に刻まれた、娼館の広告がある。 この足より小さい足の人は、売春宿は利用出来ないといった、穿った説もある。
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ローマ帝国のアジア州執政官だったケルススの死後、息子が父の墓室の上に記念に築いた。 その後木造部分を焼失したり、地震の被害も受け、今世紀初頭に発見された時には、相当破壊されていたが、1970年代に修復された。 正面には、知恵、運命、学問、美徳の4つの意味を、それぞれ象徴する女性像がある。 オリジナルはウイーンの博物館にある。下部はコンポジット式(コリント式とイオニア式の混合形式)の柱頭、上部はコリント式の柱頭になった大理石の円柱。内部は平屋、1万2千巻の書物が所蔵されていたという。
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クレステ通り左側の建物の奥に入ると公衆トイレが壁際に並ぶ。 仕切りは無いが、今でも立派に使えそうなもの。 中央には池があったという。
驚きついでに、もう一つ、これはなんだとお思いですか? 水道管なんです。すごい文明ですね。
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2世紀のローマ皇帝ハドリアヌスに捧げられた建物。 内側は簡素だが正面玄関の装飾は美しい。手前のアーチの中央は、女神ティケ、奥の門には両手を広げたメドゥーサが彫られている。 その左右の小壁には、エフェソスの起源伝説が描かれ、神々やアマゾン、動物、皇帝テオドシウスなどが、浮彫彫刻となっているが、これはコピーで、オリジナルは考古学博物館に展示されている。 . |
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聖母マリアの家は遺跡から7K離れたブルブル山にある。 マリア最後の場所は、謎とされていたが、18世紀末ここを探し当てたという。 聖母は64歳で亡くなったとされる。 1967年ローマ法王パウロ6世が、ここでミサを行い、1979年にはヨハネ・パウロ2世も訪れたという。 建物は小さな教会になっていて、外階段下には、病が治ると伝えられている聖水が湧いている。
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