古代エジプト文明とシナイ山

2003年12月11日〜22日

 

            見るもの全てを圧倒させる、4500年前の三大ピラミッドのあるギザへ

            ツタンカーメンの全てを展示する、考古学博物館のあるカイロへ

            ラムセス2世が残した最も壮大な建築物、アブ・シンベル大神殿へ

             フィラエ島のイシス神殿と独自の文化を持つヌビア地方のアスワンへ

            古代エジプトの都テーベと呼ばれ、東岸の神殿、西岸のルクソールへ

            クレオパトラ7世が住んだ、古代エジプト終焉の地、アレキサンドリアヘ

  

空路シナイ半島の突端にあるシェルム・エル・シェイクへ。あふれんばかりの太陽光線を受けて、群青色の海面がきらきらと輝く、透明度抜群の紅海。砂漠に接しているとは、到底考えられない景色が、目に飛び込んできました。

シナイの歴史は古いけれど、近代史になると、少々キナ臭さが漂う。度重なる中東戦争の戦場にもなったが、1982年にイスラエルからエジプトに変換された。

リゾートのリッチな気分で、再びシナイ半島の中央に位置する、セント・カテリーナへ向います。花崗岩の切り立った岩山と岩で構成される、荒涼とした景色が延々と続き、とても生命など存在しないかのように見えますが、それでも時折には、ベドウィン(砂漠の遊牧民)が、放牧したヤギや羊が、わずかばかりの草を探しまわっているのを、見かけることもできました。

やがてシナイ山の麓、セント・カテリーナに到着、その寒さといったら、半端ではありませんでした。

いよいよ、予言者モーセが神から十戒を授かったといわれるシナイ山に、ご来光を拝みに登頂します。

午前2時、セント・カテリーナ修道院横の登山道に出て、ここからラクダで、第3休息所まで登ります。人口の灯がなく、言葉も通じないラクダの背にゆられて、見上げる夜空には、無数の星が輝き、ひっきりなしに、流れ星が駆ける。

ラクダを降りるとここからは、暗い道無き道を、友に支えられながら、山頂近くの山小屋に到着したのは5時半頃、そこは、夏でも歯が合わぬ程冷え込み、1年中突風が吹き荒れて、立っていられない程でした。

6時28分、日の出・・・東の空から太陽が昇りました。陽光に照らされ、シナイ山の山肌がゆっくりと姿を現しました。言葉では言い表せないような感動が、体中を巡りました。

                              

 

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